避妊について
避妊とは避妊具などのなんらかの手段を用いて妊娠を避けることです。望まない妊娠をしないために、避妊をすることは大切なことです。
避妊により「性感染症」も防ぐことができます。
緊急避妊ピル
(モーニングアフターピル)
避妊しなかったり、避妊に失敗した際に性行為後72時間(3日)以内に緊急避妊ピルを内服することにより、妊娠を防ぐ方法です。妊娠回避率は、性行為時と排卵時期の関係もあり個人差がありますが、75%程度とされ自然不妊娠率も含めると98%位の高率も可能とされます。
低用量ピル(OC)
低用量ピルとは、飲む避妊薬の事です。Oral Contraceptivesの頭文字を取ってOCと呼ぶことがあります。24時間に1度服用することで排卵や子宮の内膜が増えるのを抑制する働きがあります。正しく服用すると、もっとも避妊効果の高い方法の1つといえます。
低用量ピルのメリット
月経困難症の軽減/月経不順の改善/子宮内膜症の予防と改善/
にきび・多毛などの改善/卵巣がんの予防/子宮体がんの予防/
リウマチの予防
など
低用量ピルの副作用
- 頭痛
- 吐き気
- 不正出血
- 乳房の張り
- 倦怠感 など
服用開始1~2ヶ月は副作用がでる場合があります。
子宮内避妊器具(IUD)
子宮内に器具を挿入することで、受精卵の子宮内膜への着床を妨げるものです。IUDには色々な種類があり、挿入5年間は有効ですが避妊効果に差があります。
出産後で授乳中の女性にはピルの内服による避妊は、母乳に影響を与えるため適さず、この方法が適しています。
IUDのメリット
数年間の避妊が可能/授乳中でも使用可能/
毎日避妊ことを考える必要がない
など
IUDの副作用
- 月経異常
- 過多月経
- 不正出血
- 腹痛
- 疼痛 など